坐骨神経痛の原因とは?
整体で腰痛・坐骨神経痛・ヘルニア整体は大崎市仙台のひふみ整体院
あなたの坐骨神経痛(症状) の原因と「元になる疾患」について書いてあります (腰痛整体大崎市仙台ひふみ整体)
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坐骨神経痛(症状)かも!?この場合は怪しもう!
坐骨神経痛を疑うべき自覚症状
- 『主に鈍痛(にぶい痛み)がある』
- 『特定の動作、姿勢で痛み・しびれが強くなる』
- 『痛みの範囲がお尻の~太もも~足先のどこかにある』
坐骨神経痛に限らず、
椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症・四十肩
などの慢性痛は
「早期発見・早期治療」
が最も大事です。
ですが、多くの患者さんは
「自分がそんなのになるはずがない」
「まだ早すぎる」
「もう少し様子みようかな・・・」
といったような
「認めたくない」
「直視したくない」
「やり過ごしたい」
という気持ちが
診療を遅らせる大きな原因となっているようです。
自分で症状を自覚したときに多い
不安な気持ちを和らげる為
自分が納得できる(安心できる)
「答え(多くは希望的観測)」
を掲載しているインターネットサイトを求めて彷徨う
「アンサーショッピング」
に陥る事が多いようです。
そのお気持ちは十分にわかるのですが、
よく聞かれることですが・・・
「不安を解消するには至らなかった」
というのが大半のようです。
あなたのその不安な気持ちは
「原因がわからない」
「はっきりしない」
からですよね。
なるべく早く検査を受けて、
「そうなのかな、違うのかな」
といった宙ブラリンな状態から脱しましょう。
あなたの方向性のない不安な気持ちを
「適切な処置と最短での復帰」
に切り替える。
何より大切なのは
「事実を知る事」
です。
仮にそうであれば
今後の適切な改善策や対策を模索し
そうでなければひと安心です。
とにかく、少しでも自分の中で
「ひょっとして・・」
といった疑問が生まれたら
しっかりと、整形外科などを受診されて診断を仰いでください。
「わからないと、恐い」
「わからないから、恐い」
のです。
イメージのなかで恐怖がドンドン大きくなると
更に精神的ストレスが強まり
症状も強くなる可能性もあります。
坐骨神経痛(症状)=お尻裏側~太腿~足先に走る痺れ
簡単にいうと
「坐骨神経の圧迫や血流障害」
によって発生する臀部(お尻)から足先にかけての
強い痺れ,または鈍痛・激痛
の症状のことを
坐骨神経痛または坐骨神経症状といいます。
一見すると椎間板ヘルニアに近い症状を見せるのが
この坐骨神経痛です。
発症するのは若い世代から年配の方まで様々ですが、
その原因や元疾患は異なっている場合が多いようです。
坐骨神経症状がある方は基本的に
以前から慢性の腰痛があり、時々、ぎっくり腰を繰り返していた、
という方や、椎間板ヘルニアで神経の圧迫、
先天性股関節脱臼で股関節の変位(関節のズレ)や
お尻の筋肉(梨状筋)が坐骨神経をを圧迫して起こるなど
様々な状態が有ります。
脊柱管狭窄症などでは、
筋肉への血流不足が痛みの引き金
になる事もあります。
運動選手などでは腰椎すべり症・分離症から
腰部から足のシビレなどが起こることもあり。
さらに、見逃せないのが
精神的なストレスから
単なる腰痛レベルの痛みが
本人にとっては激痛レベルの痛みやシビレを
引き起こすケースもあります。
- 姑とケンカした。
- 子供に対してイライラして激しく怒った
- 旦那さんに優しくしてもらえない
- 職場で上司にネチネチ嫌味を言われる
など、その最中や直後から
腰の痛みや、腰から足に掛けての痛み・シビレなど
が怒る場合はストレスが関与している可能性大です。
世代によって発症の原因が異なる
一般的な整形外科的診断では・・・
若年層の場合は
「椎間板ヘルニア」
から併発するものが多く、年配の方の場合は
「脊椎すべり症」や「脊椎分離症」
から併発する事が多いようです。
鈍痛の場合は歩く際に少し痛みを感じる程度で済みますが、
症状が悪化してくると痺れの範囲が
お尻から足先へと拡大します。
更には背中を反る事ができなくなる場合もありますので、
油断は禁物です。
坐骨神経痛は病名ではなく症状の名称
坐骨神経痛は「病名」ではありません。
「症状名」
です。
つまり、
坐骨神経痛とはそれ単体で発症するものではなく
必ずその「原因」となる他の「病気・疾患」
が存在しています。
ですので、
坐骨神経痛の治療にはまずは
その原因となっている「病気・疾患」
を見極めて対処をする必要があります。
ですから、
腰から足に痛みシビレがある場合は
安易なボキボキ整体(矯正)による腰への無理な刺激は
危険性を伴うこともある
ということを受ける側も知っておく必要があると思います。
坐骨神経痛は何かしらの原因から併発する
繰り返しとなりますが、
坐骨神経痛とは
- 坐骨神経の圧迫
- 筋肉への血流障害
- 精神的ストレス
によって生じる神経痛です。
そして坐骨神経痛とは「単独」で発症する病気ではなく、
腰の病気に伴って併発する「症状」です。
ここでは坐骨神経痛を
「引き起こす疾患」
「疾患外の要因」
について説明をします。
坐骨神経痛の誘因となる疾患外の主な要因
それは・・・
- 不摂生=誤った身体の使い方・片寄った姿勢なども含む
- 年齢によるもの
- 心理的な要因=社会的・個人的ストレス
なんですね。
年齢によるものというのは当てはまらない人もいますが
「不摂生」と「心理的な要因」というのは
多くの患者さんが本人が意識していなくても
潜在的に当てはまることが多いように思います。
不摂生を原因とする筋肉の収縮等
坐骨神経痛は主に椎間板ヘルニア等の
腰痛疾患で併発する1症状ですが、
実は若い頃の栄養の取り方1つで
坐骨神経痛発症のリスクは大きく変わります。
最近ではTV番組などでも取り上げられるようになってきましたが、
若い時のカルシウム不足は年を重ねてから大きく健康に関わってきます。
基本的にカルシウムを体内に貯蔵できるのは20代までで、
30代は体内カルシウムを維持、
40代からは徐々に切り崩しての生命活動維持となります。
ですので、
若いときに十分なカルシウムを体内に貯蔵していない場合、
カルシウムの切り崩しの年代に入ると徐々にバランスが崩れ、
筋肉の異常収縮の1要因となります。
その結果として末梢神経の圧迫が生まれ、
場合によっては神経を傷つけてしまう
という事もありうるのです。
年齢からくるもの
坐骨神経痛には椎間板ヘルニア等の諸症状がないにも関わらず、
「高齢」
などが原因となって発症するものもあります。
高齢者の方に特に多いのは
腰椎と仙骨間が椎間板の老齢化で薄くなり
狭窄を起こしてしまうケースです(脊柱管狭窄症)。
そしてその結果、
神経を締め付け、つぶす事になり
坐骨神経痛が発症します。
ただ、これも若い頃にカルシウムその他の栄養をしっかり取り、
丈夫な骨を育て、適度な運動を継続すれば
高齢になった時にも健康でいられる
可能性が高くなります。
また、
同じく椎間板の老齢化、椎骨の老齢化によって椎骨がずれてしまい、
結果的に脊柱管狭窄を起こしていますケースも高齢者には多く見られます
(腰椎すべり症,腰椎分離症による脊柱管狭窄症)。
このどちらにしても、
「人体の老化」
が原因ですので、
誰もがいつかは迎えるかもいれない症状です。
ですので、この年齢因子が強いケースでは
無理に治そうとするよりも、
「どう仲良く付き合っていくか」
といった方向性で捉える事が大切になります。
心理的な要因
最近、
若い世代を中心に増えつつあるのが心因性のタイプです。
坐骨神経痛もまた
心理的な要因
から誘発される事があるようです。
ストレス・不安を多く抱えることによって
血液の流れをコントロールしている
自律神経のバランスが崩れてしまいます。
そうすると
腰周りの筋肉に
新鮮な血流の確保が不十分になってしまうことから
腰周りの筋肉の酸素や栄養素が足りなくなり
痛みを起こして悲鳴をあげるということがあります。
心の病による神経痛は増える可能性が高い。
今や心の病は
「国民病」
予備軍と言っても良い程に深刻な問題となっています。
かつては中間管理職に特有の問題であると考えられていましたが、
今では新卒から果ては中学生まで
「うつの傾向」
が見られる人の割合は増える一方です。
ですので、この
「心の病」が原因となる神経系疾患
は今後増えていく可能性が十分にあるといえます。
「長年の治りづらい坐骨神経症状」
で悩まされている方々
はご自分の内面のストレス状態にたいしても
ケアしないといけない可能性が高いと思われます。
坐骨神経痛に関わる疾患
①椎間板ヘルニア
坐骨神経痛で最も多いと思われる原因がこの「椎間板ヘルニア⇒坐骨神経痛」の発症です。
軟骨あるいは椎間板等が背骨から飛び出し、歪み、結果的に神経に触れているケースの殆どが「腰痛→椎間板ヘルニア→坐骨神経痛」らしく、多くの人が「デスクワーク」からの筋肉疲労と硬直が原因のようです。
また、椎間板ヘルニアが完治した、痛みがなくなったからといって安心するのはご注意下さい。
椎間板ヘルニアによって腰椎は弱っています。
ですので、椎間板ヘルニアを患う前と同じ負担をかけていたら当然椎間板ヘルニアは再発すると考えてください。
そして、勿論坐骨神経痛も帰ってきます。
②ぎっくり腰
ギックリ腰から坐骨神経痛へと繋がるケースも多いです。
ギックリ腰は腰椎周辺の筋肉が炎症を起こし、悲鳴をあげた状態ですが、腰椎周辺の筋肉が機能不全を起こしている間、無理に身体を動かそうとするとお尻周辺の筋肉が腰椎周辺筋肉の負担を請け負って上半身を支えようとします。
単純にお尻周辺の筋肉には通常以上の負荷がかかり、徐々に疲労が蓄積していきます。
その結果、お尻周辺の筋肉「大臀筋」「中臀筋」「小臀筋」「梨状筋 」がコリ固まり、その筋肉の下を走る坐骨神経を圧迫してしまうのです。
③脊椎分離症脊椎
主に高齢者に起こる脊椎の「加齢現象」です。
脊椎は前半部の「椎体」と後半分の「椎弓」から成り立つ骨組織ですが、この後ろの「椎弓」が何かしらの理由で分離(多くは疲労骨折)してしまい、ずれてしまいます。
その結果、脊髄の通り道である脊柱管が狭くなってしまい、脊髄神経を圧迫してしまいます。
激しい運動を要求されるスポーツ選手等にも見られる脊椎疾患です。
④脊椎すべり症
こちらも「分離症」同様に主に高齢者に起こりやすい脊椎疾患です。
脊椎は24対の「椎骨」が連なりあって成立しており、各「椎骨」の間にはクッション材である「椎間板」が挟み込まれています。
ですが、この椎間板は年齢を経ると共に徐々に水分を失い、弾力性,柔軟性といったクッション材としての機能が失われていくのです。
結果、柔軟性を失ってしまったがゆえに、椎骨が「ズルッ」とずれたままになってしまう。
それが「脊椎すべり症」です。この症状は主に「椎間板の加齢」が原因になる事が多いですので高齢者の方に多く発症します。
⑤脊椎管狭窄症
これも主に高齢者の方に起こる脊椎疾患で、脊髄神経の通り道である「脊柱管」が狭くなってしまう現象です。
狭くなってしまった為に、脊柱を走る脊髄神経に接触してしまう確率が高くなり、神経痛が発症します。
この疾患の主な原因は「脊椎すべり症」「脊椎分離症」による椎骨のズレとなります。
人体組織の老化が主な原因ですので、基本的にはいかに「仲良く付き合うか」ですが、痛みが酷い場合には手術による対処も行います。
⑥梨状筋症候群
臀部周辺筋の下を走る「梨状筋」がコリ固まり坐骨神経を圧迫してしまうケースです。
若い世代に多く、ギックリ腰や椎間板ヘルニアなどから併発する挫骨神経痛によく見られます。
梨状筋のコリは主に臀部周辺筋のコリが原因となってしまうのですが、その臀部周辺筋のコリは腰周辺筋のコリ,機能不全が原因となる事が多いのです。
つまり「腰周辺筋のコリ,機能不全⇒臀部周辺筋のコリ,機能不全⇒梨状筋のコリ⇒坐骨神経の圧迫⇒挫骨神経痛の発症」という流れです。
⑦脊椎腫瘍
非常に稀な脊椎疾患ですが、脊椎に「骨腫瘍」が発生する事があります。
大体のケースでは主患部として脊椎に「骨腫瘍」が発生するわけではなく、他の部位で発症していた腫瘍が「転移」してくるようです。
腫瘍による直接の脊髄神経圧迫、または腫瘍によって脊椎組織が脆くなり、その機能性を失うことで神経圧迫を生んでしまうケースがあるようです。
高齢者の方に多く「加齢によるもの」と納得されて放置するケースが目立ちますが、「原疾患」は他の部位にある可能性が高いですので、まずは病院で検査をすることが大切です。
不安を抑える事よりも、しっかりと原因を突き止め、納得をするようにしましょう。
⑧骨盤内腫瘍
脊椎腫瘍が「骨盤内」に現れるケースです。
こちらの場合も「転移」による腫瘍の発生が多いですので、「加齢のせい」と納得する前にしっかりと病院で検査を受けて原因をはっきりとさせてしまいましょう。
それによって見逃されていたもっと重要な疾患について判明することも少なくありません。
坐骨神経痛の予防について
生活習慣を見直すのが一番。
予防としては、
「腰に負荷を掛け過ぎない」
「体を冷やさない」
「カルシウムを摂取する」
といった誰にでもできる方法が主なものになります。
日々の生活では腰に負荷がかかってしまう行動は沢山あります。
少しずつでも構いませんので、そういった腰への負担が大きい運動を控え、またもっと負担の軽いものへと代替することによって坐骨神経痛の予防としては大きな効果を期待できます。
また、腰の筋肉・柔軟性の強化を行うことも非常に効果的です。
幾つかを例にしてみますと
- 重いものを持ち上げる時、膝を使うなどしてなるべく腰を曲げないように近づいて持ち上げる。
- 体重増加に気をつける。体重が増加することによって腰への負担は大きくなります。
- 長時間同じ姿勢を続けない。仕事上無理な人は、コルセットを巻いたりして保護。
- 高いヒール・硬い靴底の靴は避ける。これらの靴は腰への負担が多くなります。
- 固めのベッドを選ぶ。柔らかいものだと腰が沈み込み負担がかかります。
- 脚を組んだり、鞄を肩にかけるときは時々左右を変える。
- ウォーキング・水泳など腰への負担が少ない運動を定期的に行う。
- 足腰は温めるように心がける。体を冷やすのは神経痛の大敵と言われています。
- カルシウムを日頃からしっかり取る。これは他の病気予防にもなります。
上記の予防法はそんなに気を配る必要はありません。
毎日の暮らしの中で自然と行えるように徐々に習慣づけていけばよいと思います。